蜜入り林檎「こみつ」人を魅了する香り&圧巻の蜜 | 青森産リンゴ通販
こみつの魅力は
豊かな果汁と
素晴らしい甘さ
そして心地よい酸味
こみつが商標登録された2007年の翌年から、私達うまいもんドットコムがその価値を認め、消滅の危機に瀕していた逸品をECの世界に広めた結果、初年度は80箱だった扱い高が、2023年度には合計188,000箱を超えるまでになりました。
こみつは大器晩成の林檎
ルーツは50年前の1971年、
南津軽郡柏木町に遡る
こみつの品種名は高徳(こうとく)です。こうとくの品質を高め、究極の蜜入りりんごに仕上げたものが『こみつ』です。(「こみつ」はこみつの会の登録商標です)
青森リンゴ界の巨匠 木村甚彌が育てた
「東光の自然交雑実生」
1971年、41年間勤めた青森県りんご試験場を定年退職した木村甚彌氏※1が、自らのりんご園で東光(ゴールデンデリシャスと印度※2の交配種)の種子を播種し、73本を育成後、1979年に選抜を行いました。
原木・苗木・高接樹で特性調査を続けている中、1982年に木村氏は逝去。
その後、弘前市の工藤末次・工藤清一・工藤練一氏らが高接ぎ樹を試作し、特性確認をしたと記録があります。
木村甚彌氏
※1明治34年旧平賀町のりんご農家に生まれ、昭和3年から青森県農業試験場園芸部(現在の青森県りんご試験場)に勤務し、昭和30年から45年まで場長として、青森県のりんご栽培に多大な功績を残した偉人。
※2印度はインドではなく、明治初年に弘前市で生まれた品種とされています。
写真提供:(地独)青森県産業技術センターりんご研究所©
こみつの家系は、そうそうたる面々が!
こみつ(品種名こうとく)の遺伝子を解析すると、両親は 『ふじ』 と『ロム16』のようです。ふじは国光とデリシャスの交配種。ロム16はリチャードデリシャスと111号(国光とデリシャスの交配種)の交配種。
試験場で生まれた品種ではないため、こみつの生物学上の出自は完全には解明されていないともいえますが、今から50年前の木村氏のりんご園に原点があり、様々な個性の強い品種の遺伝子が、ドロドロに溶け合い、生まれたのが『こみつ』 です。
1985年に品種登録された 『こうとく』 は、香りも味も甘さも果汁も素晴らしい反面、蜜の入り具合などの品質のばらつきが大きく、小玉であるが故に、一般市場では評価されず、農協でも品種の切り替えを奨励したこともあり、10数年前には消滅の危機にありました。
こうとくの品質を高め、究極のりんごに仕上げ、前の津軽石川農協(現在のJA津軽みらい石川基幹支店)の登録商標としたのが 『こみつ』 です。
(地独)青森県産業技術センターりんご研究所©
こみつは
樹上で完熟させた
究極の葉取らず林檎
私(食文化・萩原)がはじめて「こみつ」の産地を訪ねたのは2008年10月23日。
青森県弘前市で、こみつを大切に守り続けてきた、工藤練一さん、敦さん親子の園地を訪ねた私は、こみつの魅力に大きな可能性を感じました。
お父さんの工藤練一さんは、多くの農家が『こうとく』を切って、他品種に切り替える中、その才能を信じて、大切に守ってきた『こみつの恩人』のひとりです(2020年に練一さんは逝去)。
こみつは色づけの為の葉摘みはしません。たっぷりの葉が盛んに光合成をして、こみつに栄養を貯めこみます。
また、玉数はあまり少なくしないで、小玉で強烈なインパクトのある蜜入りりんごに育ちます。
葉取らず栽培なので、葉の陰になった果皮の色むらはありますが、見た目よりも味重視なのが『こみつ』です。
写真:食文化 萩原(左)と生産者の工藤敦さん(2015年撮影)
お尻の部分で熟度をチェック。過熟で落ちる寸前まで待ちます
たくさんの葉が果実に蜜のもとを送ります
蜜入りと言うより、蜜だらけの方が正確
樹上で完熟させて
蜜入りを極める
先ずは、こみつの糖度を16度前後まで高め、そこから蜜を極め、落果の頃まで樹上で完熟させてから収穫します。
蜜は実は甘くないので、蜜が豊富に入る頃には、若干糖度は下がります。
収穫された『こみつ』は『こみつ』を名乗る為に、厳しくチェックされ、小玉で蜜がたっぷり入った美味なものだけが『こみつ』を名乗れます。
つまり、究極レベルに達していない『こうとく』は『こみつ』を名乗ることはできません。
樹上で完熟させる間に、落果と鳥の食害が避けられないので、味を極める為に収穫量はどうしても少なくなります。
それだけ貴重な『こみつ』です。
こみつの
蜜はすごい!
こみつは切らなくとも、中の蜜の入りを想像できます。強い電灯や太陽で透かすと、蜜がたっぷりと入っているので、中が明るく見えます。
輪切りにしてみれば、一目瞭然!どんな方でも、間違いなく感動すると思います。まさに圧巻の蜜とはこのことです。多いものは断面積の6割近くまで蜜が占めます。
こみつの香り
フルーツバスケット
こみつは贈り物にも最適です。
記憶と感覚に残る、芳醇な香りのプレゼントは喜ばれること間違いなし!
小玉であるが故に
人気沸騰!
香りも素晴らしい!
こみつの果肉は黄色です。
14度程度の糖度に適度な酸味が心地よいです。
食感も程よいかたさで、小玉でもあるので、非常に食べやすいです。大玉のリンゴだと、一人で半分でも多いと思うこともありますが、こみつの場合、二人で1玉であれば、『もう少し食べたいな・・・』という後味です。ここが重要です。食べ飽きがしないので、非常に高いリピート率を誇るのが『こみつ』です。
まさに圧巻の蜜とはこのことです。多いものは断面積の6割近くまで蜜が占めます。
ついに解明!
蜜入りこみつの
おいしさの秘密は
香りにあり
前述の通り、蜜自体は甘くありません。
糖度は、蜜の無いりんごと大差無いのです。実際、傷みやすくなる生理障害として欧米では嫌われてさえいます。
一方、『こみつ』のような蜜入りりんごは、「甘くておいしい」と日本を含むアジア圏で人気です。
この人気の理由が長年の謎だったのですが、農研機構が小川香料株式会社及び青森県産業技術センターりんご研究所と共同で行った研究でついにわかりました。
参照: 2016年3月 農研機構プレスリリース
蜜入りリンゴのおいしさは香りにあり
エチルエステル類のちから
蜜入りりんご「ふじ」・「こうとく(こみつ)」に香気成分として多く含まれるエチルエステル類が、 りんごの風味をよくするために重要な成分であることが解明されました。
エチルエステル類はフルーティ、フローラル、スイートなパイナップルに似た香りを持ちます。
実験では、同じ糖度のりんごでもこの香りを感じられる時に、より好ましいという評価がでました。
つまり、食べる時に広がる蜜の香りが、糖度を超えたおいしさの謎の答えです。
これまで果物の「おいしさ」は、糖度により評価されてきました。しかし『こみつ』の詰まった箱を開けた瞬間、誰もが魅惑されるあの「香り」もまた、おいしさを感じる上で、とても大きな役割を担っているのです。
販売開始から
十五年を超えた
こみつ
私が最初にこみつの畑を訪ねたのは2008年10月23日。出荷としては、2024年で18年目になります。
当時、「量販店では出来損ないのふじの様なリンゴは売れない!って言われるんです。」という農家の話を聞いたのを思い出します。
こんな素晴らしいリンゴ、何とか売って、農家に喜んでもらいたい・・・
そう思い続け、早いもので18回を超える収穫を迎えます。
こみつは視覚と嗅覚と味覚の三つの力で、凄いリンゴを食べた思い出を作ってくれます。十年を超えても浮気しない人が多くいるリンゴ、そんな魅力あるリンゴはそうそう出会うことはないです。プロデューサー冥利に尽きるリンゴが『こみつ』です。
当時と最近のこみつ畑の写真を見比べると、こみつは変わらないけど、私は随分と年期が入りました。(苦笑)逆を言えば、果樹の栽培は実に長い時間が掛かります。10年を費やして、やっとここまで来たわけで、そう簡単には、こんなスター選手を育てることはできません。
過去に召し上がったことがある方にも、また、こみつ体験したことない方にも、今年のこみつ体験をおすすめします。きっと新しい思い出を作れるはずです。一度に食べきれる小さいリンゴは、ご両親にも喜んでもらえるはず。ちなみに、私の母も叔母も大好物です。
文:㈱食文化代表 萩原章史
複数の配達期間が選べます
12/23出荷□ 蜜入りりんご『こみつ(品種:こうとく)』特選品(緑箱)青森県石川地区産 約2kg(10〜12玉)※常温 JA津軽みらい【4箱まで同一送料】【青森フェア】
4,980円(税込)
- 販売中 在庫数 89
- 豊洲市場ドットコム
複数の配達期間が選べます
12/23出荷□ 蜜入りりんご『こみつ(品種:こうとく)』特選品(緑箱)青森県石川地区産 約2kg (6〜9玉) ※常温 JA津軽みらい【4箱まで同一送料】【青森フェア】
4,980円(税込)
- 販売中 在庫数 73
- 豊洲市場ドットコム
複数の配達期間が選べます
12/23出荷□ 蜜入りりんご『こみつ』青森県石川地区産 2箱(1箱 約2kg 6〜9玉)※常温 【青森フェア】
9,500円(税込)
- 販売中 在庫数 50
- 豊洲市場ドットコム
複数の配達期間が選べます
12/23出荷□ 蜜入りりんご『こみつ』青森県石川地区産 2箱(1箱 約2kg 10〜12玉)※常温【青森フェア】
9,500円(税込)
- 販売中 在庫数 49
- 豊洲市場ドットコム