これぞ本物!
ごはんソムリエ八尾が惚れ込んだ
有機栽培
原種コシヒカリ(従来型)
(従来型コシヒカリ)
産地は新潟県下で有数の、
下田の遅場地区に限定してお届けします。
ごはんソムリエの八尾です。『原種コシヒカリ(従来型コシヒカリ)』は、年間40種以上のお米を食べる私がトップクラスに美味しいお米として、お勧めしております。
なかでも今回の、新潟県三条市の遅場地区の「有機栽培 原種コシヒカリ」は、舌に乗せた瞬間に甘さが伝わり優しい香りが広がります。冷めても美味しくもちもちとして食感も抜群です。
耕作面積は少なく知る人ぞ知る名産地で、その品質の良さは南魚沼と並び称されるほど。さらに今回は人里離れた山間にある“遅場地区”に限定しています。
太古の豊かな土壌、冷たくて澄んだ湧き水といった美味しいお米が育つのに最高の環境が広がっています。その地で有機栽培をしている希少品です。
魅力がいっぱいのこのお米を、詳しくご紹介します
1.希少な原種コシヒカリとは
今や新潟のコシヒカリの10%未満といわれる希少な「原種コシヒカリ」です。
本来は「従来型コシヒカリ」といいますが、ここではそれ以上の品種改良をしていないという意味で「原種」という言葉で紹介させていただきます。実は新潟県で栽培されているお米の約90%はコシヒカリBLという品種改良されたコシヒカリで、原種に別のお米を掛け合わせて育てやすくしたものなのです。
大きく食味の変化はないといわれていますし、毎年新潟県産のコシヒカリとして食味ランキングで最高評価を受けているのもコシヒカリBLが中心です。しかし「本来の味とは違う」
とお米業界ではしっかりと区別されています。
実際食べた時の印象は本当に違います。原種のほうがコクがあり、香りがまったく違います。
本来の味と香りを持つ、本物のコシヒカリ。それが『原種コシヒカリ』なのです。
※コシヒカリについては記事末尾でもう少し詳しく解説します。
2. 新潟でも知る人ぞ知る名産地
下田遅場地区産
新潟県三条市下田地区は、数千万年前は海底で、いわゆるフォッサマグナに位置します。プレート運動により隆起して山を形成していきました。
太古の生物が堆積した栄養豊富な土壌が標高の高い山間部に露出しています。また三条市といえば良質で豊富な砂鉄の産出地であり鉄生産で有名です。
土壌・水にも鉄分を代表するミネラルを多く含みます。さらに、保水力が高く水田に適した土質のため栄養が効率よく稲に供給され、美味しくコクの深いお米を生み出します。
そのお米の品質は名産地魚沼と並び称されるほど。
今回は下田の中でも最も良質なお米がとれる「遅場地区」に限定しています。
3.下田遅場地区に流れ入る湧き水は真夏でも12.2℃!
今回の米を作る遅場地区は三条市の中でも山の深いところに位置し、標高の高さによる寒暖差と、冷たく澄んだ湧き水により稲がじっくりと時間をかけて育つことで、格別な美味しさを生み出します。
猛暑の2024年8月1日、気温35℃に至る日に遅場地区に流れ入る水系の湧水点「城ノ腰の清水」で水温を測ったところなんと12.2℃、田んぼに流れ込む小川でも18.6℃でした。
東京都内の水道水の8月平均水温は26.9℃(※)という時期、とても冷たい水が湧き出ています。この水が美味しく高品質なお米作りを可能にするのです。
近年新潟県内でも猛暑の影響でお米の品質が落ちてしまうことが発生しています。しかし、遅場地区では標高の高さと冷たい湧き水による地温管理により、高い品質のお米作りを実現できています。
※東京都水道局「水道水の水温」ページより
4. 従来型コシヒカリで「有機JAS認証」を取得
土壌と水を活かすことで、草丈が低く茎は太い健康な稲に育ちます。ミネラルと発酵微生物の力で土壌の力を引き出しながら、農薬・除草剤は一切使用せず、草刈は手作業で行います。
田植えは基本機械で行いますが、一部手植えも行い環境と苗に合わせた育成を行います。
そのおかげでいもち病に弱く倒伏性の高い原種コシヒカリで、難しいとされる有機栽培を実現しました。厳しい基準をクリアししっかりと「JAS有機認証」を受けております。
非常に手間暇のかかる栽培ですが、こうして収穫に至った原種コシヒカリは驚くほどの美味しさに成熟します。
5.こだわりのお米をお届けします
新潟県発祥の石油ストーブやエコキュートでおなじみの株式会社コロナ。その農業部門が独立した「株式会社コロナアグリ」が作ります。
平成22年に「循環型農業で安全安心で新鮮な農産物提供を目指す」ことを目標に設立されました。 「健康のもとは健全な食から」という強い思いから主食である米作りを実践。
農薬不使用もしくは農薬の使用を最小限に抑えた米作りに取り組んでいます。
6.本来のコシヒカリを楽しんでほしい
コシヒカリとは農林22号×農林1号という2品種から1944年(昭和19年)に新潟県で生まれました。当時第二次世界大戦真っただ中で様々な経緯から一時開発が中断され、福井での試験栽培を経て新潟県の奨励品種となったのはそれから12年後の1956年です。
その甘さ、もちもちとした粘りでお米の概念を変えるほどの人気品種となり、1970年代には全国で作付面積トップとなりました。また90年代の米の流通自由化に伴いブランド米ブームが到来。「新潟県産コシヒカリ」は特に人気のお米となり中でも「魚沼産コシヒカリ」のような地域ブランドも生まれ、現在日本全国で進むブランド米開発競争につながった歴史あるお米です。
しかし、コシヒカリは栽培が広がるにつれ、稲が壊死してしまう「いもち病」への弱さ、風や雨で倒れてしまう倒伏性の高さが問題となりました。
そこでコシヒカリにさらに掛け合わせて様々な病気や障害へ耐性を持たせた米が誕生したのです。それがコシヒカリBLと呼ばれる系統です。
「いもち病抵抗性系統」 Blast resistance Linesの頭文字をとったもので、他の様々なお米との掛け合わせにより病気・倒伏への耐性などを獲得しました。
系統的にはコシヒカリの子供に当たるものの、品種特性が同一であり美味しさは変わらないといわれていることから「コシヒカリ」として流通しており、売り場で見分けることはできません。
しかし先述の通り、味には明らかな違いがあると、私たちお米のプロは考えています。
「原種コシヒカリ」貴重で特別なお米を楽しんでいただきたいと思っています。
(文:ごはんソムリエ 八尾昌輝、
写真:八木澤芳彦/
(株)コロナアグリ提供)
お届け日の指定が可能です
毎週金曜日に出荷します。 【令和6年度・新米】有機栽培「原種コシヒカリ(従来型コシヒカリ)」 新潟県三条市下田遅場地区 白米10kg(5kg×2袋) ※常温
13,800円(送料・税込)
- 販売中 在庫数 2
- 株式会社コロナアグリ
お届け日の指定が可能です
毎週金曜日に出荷します。 【令和6年度・新米】有機栽培「原種コシヒカリ(従来型コシヒカリ)」 新潟県三条市下田遅場地区 白米5kg ※常温
7,800円(送料・税込)
- 販売中 在庫数 3
- 株式会社コロナアグリ