名店の味

MAISON GIVRÉEメゾンジブレー

MAISON GIVRÉE メゾンジブレー　中央林間

世界のコーヒーを巡る
至福のひととき

フルフルジブレー
旅するコーヒーゼリー

新体験の
コーヒーゼリーです。

コーヒー豆の産地・品種ごとの特徴が見事に表現された6種のコーヒーゼリーです。ジブレーブレンド、ゲイシャ、エチオピア、インドネシア・マンデリンに、特別に希少品種のコスタリカとタンザニアを加えた「旅するコーヒーゼリー」です。
江森宏之シェフが厳選したコーヒー豆をお店でドリップや水出ししてから、ゼリーにします。出来上がったコーヒーゼリーは、それぞれのコーヒーの特徴が際立ち、喉を通り抜けた後に香りが広がり、美しい余韻を楽しめます。コーヒーの美味しさを最も堪能できるコーヒーゼリーです。

ゲイシャ種は浅煎り、
水出しです。

画像は、近年人気のあるゲイシャ種のコーヒーゼリーです。そのフルーティな香りと甘みを生かすために、豆は浅煎りです。ですからゼリーの色も淡いコーヒー色です。さらに、約８時間かけて水出しでコーヒーを淹れてゼリーにしますので、程よい酸味と、後味がスッキリとしたコーヒーの風味をお楽しみいただけます。このように、豆の産地・特徴に合わせて焙煎と淹れ方を変えるのが江森宏之シェフのコーヒーゼリーです。

江森宏之シェフです。

神奈川県中央林間にあるメゾンジブレーのオーナーシェフである江森宏之さんには二つの称号があります。一つは、果物スイーツの第一人者。
もう一つは、アントルメグラッセ（氷菓）の第一人者です。
江森シェフは、2015年にイタリア・ミラノで開催されたアイスクリームとチョコレートのワールドカップに日本代表のチームキャプテンとして出場し、日本を優勝に導きました。
アントルメグラッセについては、世界のアイスクリームリーディングカンパニーのカルピジャーニ社の特別講師をつとめており、ジェラートの本場イタリアの講習会にも招かれるほどです。

コーヒーも
フルーツです。

フルーツスイーツの第一人者である、江森シェフがコーヒーゼリーを作るのには理由があります。コーヒー豆はコーヒーチェリーという赤い実からできます。果実の中には種子が2つあり、この種子がコーヒー豆になります。江森さんは「コーヒー豆は元々フルーツです」と、語ります。コーヒー豆の香りや味わい、栽培する環境や産地によって異なる特徴が面白いそうです。この面白さがフルフルジブレーのラインナップとして加えられた理由です。

豆の特徴に合わせて
焙煎します。

厳選されたコーヒー豆はそれぞれの特徴に合わせて焙煎方法を変えます。例えばゲイシャ種のように華やかな香りのあるコーヒー豆は、その特徴を生かすために浅煎りにし、酸味や香りを引き出します。それに対し、コクや香ばしい味わいのインドネシア・マンデリンは深い味わいを楽しんでもらうため、深煎りにします。

ドリップと水出しを
使い分けます。

コーヒーの淹れ方は、ドリップ方式と水出し方式（コールドブリュー）を採用しています。ドリップ方式は、本来のコーヒーの苦みやコクがしっかり出ます。それに対し水出し方式は豆の量を倍使い、さらに時間も数時間かけてゆっくり丁寧にコーヒーを落とすので、苦みやえぐみ等の雑味のない、すっきりとした味わいと香りと甘さが出ます。

6種のコーヒーゼリーで
各国を巡りましょう。

1：ジブレーブレンド（深煎り・ドリップ）
メゾンジブレーのオリジナルブレンドです。ジブレーブレンドはコロンビア産の数種の豆をブレンドし香りとコク、酸味のバランスの取れた味わいです。豆は深煎り・ドリップのため、苦みと香ばしさを感じます。

2：ゲイシャ（浅煎り・水出し）
近年人気のあるゲイシャ種です。ゲイシャ種はエチオピアのゲシャ村で作られたことから名付けられました。2004年のコーヒーの品評会「ベストオブパナマ」でゲイシャが評価され高値で取引きされたことから、注目されるようになった高級品種です。フルーティな香りと甘みが特徴的です。浅煎り・水出しのため、程よい酸味が感じられ後味がスッキリします。

3：エチオピア（浅煎り・水出し）
エチオピアのコーヒーです。赤いベリー系の香りと酸味が特徴です。苦みやコクが少なくお茶のようなさっぱりとした味わいです。浅煎り・水出しのため、雑味がなく酸味と香りを堪能できます。

インドネシア・マンデリン
は深煎りです。

4：インドネシア・マンデリン（深煎り・ドリップ）
インドネシアの高級品種、マンデリンです。酸味が少なく、苦みと濃厚なコクが特徴です。香りは重厚感があり、シナモンやハーブ思わせます。あえて深煎り・ドリップにすることで、しっかりとコクや苦みを味わうことができます。

5：コスタリカ（浅煎り・ドリップ）
コスタリカのコーヒーです。苦みは控えめで酸味と豊かな甘みと濃厚なコクが特徴です。浅煎り・ドリップのため、発酵酒を思わせる複雑な味わいが楽しめます。

6：タンザニア（浅煎り・ドリップ）
タンザニアのコーヒーです。柑橘系の香りと強い酸味、甘さとコクは控えめです。浅煎り・ドリップのため酸味がさらに引き立ち、ハイビスカスティーのような味わいです。

シャーベットも楽しい！

フルフルジブレーのコーヒーゼリーは、瓶に入っているので凍らせることも可能です。凍らせるとシャーベットとしても召し上がれます。シャーベットは、凝縮されたコーヒーの冷たくシャリシャリとした食感が清涼感を誘い、夏の暑い時期にぴったりです。凍らせてから半解凍状態にするなど、温度による食感の違いもお楽しみください。

文・林麻実
撮影・天方晴子

MAISON GIVRÉE メゾンジブレー

神奈川県大和市中央林間４-27-18
営業時間／10:30〜19:00
休み／月曜日　火曜日不定休
※グランベリーパーク店もあります。

メゾンジブレーは、2017年7月に神奈川県・中央林間に江森宏之シェフによって誕生したパティスリーです。白と黄色を基調とした明るい店内には、果物を生かしたスイーツ各種やジェラートが通年にわたって展開されています。夏のゼリー、秋の焼き菓子、冬からのチョコレートなど、季節商品も豊富です。それらの原料は、江森シェフが日本全国に足を運び、選び抜かれた希少で高品質な果物などばかりです。