類まれな品質の桃の中でも、
一番おいしいところに限定
山梨県の桃の匠雨宮融さんの
『てっぺんの桃®』
桃の匠 雨宮 融さん
山梨県で夫婦二人、こだわりの桃づくりを行う雨宮融さん。
雨宮さんの桃は一般流通はしていません。日々収穫した桃を選り抜き、地元の直売場で自ら販売をしています。
その美味しさにあっという間に人だかりができ、即売り切れてしまう人気ぶり。
はるばる遠方から桃を買いに来る人もいるほど、知る人ぞ知る桃の匠です。
そんな匠の取材に訪れたのは6月中旬。やっと桃の出荷が始まったばかりというころで、この時期の中心品種は「ちよひめ」
一般的には桃の香りがしっかりと果肉も上質ですが、糖度が上がりにくく11度でも出れば十分な中で…上の画像の通り、雨宮さんの桃は「ちよひめ」で糖度18度と桁外れな美味しさに仕上がっています。
シーズンの最高等級の桃でも糖度13度くらいのもの…
糖度が上がりにくい品種でこれほどの結果は、私たちもその素晴らしさに沸き立ちました。
美味しさを生み出す
自然の環境に近づけた土
雨宮さんの桃の秘密は、独自に設計した有機質たっぷりの土づくりと「草生栽培」にあります。
一面を覆う芝生のように豊かな緑。これはマメ科の植物を育てており、光合成による土中の水分量のコントロールしてくれる大切な主役。さらに微生物や虫たちによる生態系を作り上げ、栄養の循環が行われる環境を作り上げているのです。
しかし、この方法は土中の環境を制御できないと、生育が安定しないなどのリスクを伴うため、腕が無ければ行うことができない“究極の栽培方法”なのです。
雨宮さんは実に30年この栽培方法を貫く、紛れもない『桃の匠』です。
表皮に浮かんだ星は
おいしさの証拠
美味しい桃の見分け方のポイントとして、果実がふっくらと大きく色付きがいい事はもちろんですが、
腕のあるバイヤーは桃の頂点を見ます。ここに「黄色い小さな星のような模様」が浮かんでいるものが美味なのです。
たとえるならば、これは「シュガースポット」のようなもの。雨宮さんの桃は、美味しさの証であるこの星が多くあらわれ、その道を知るものならば一目で理解し、「これは素晴らしい桃だ」と惜しみない称賛を与えるほどです。
さらにこだわる
『てっぺんの桃』
「樹の上のほうが、太陽によく当たって美味しいんです』と雨宮さん。なんと今回私たちのために、特に自信があるという、樹の頂上付近の桃に限定してお送りいただけることになりました。最上部に生る真っ赤に色着いた桃と下部の桃では、色・形・大きさ全てにおいて、その違いは一目瞭然。如何に“てっぺんの桃”が豊富な栄養を吸収しているかが見てわかります。 最後に梯子を上り下りしながら1玉1玉、生育状況を確認し熟度を見極めてから収穫を行います。 品種は白鳳、日本全国的に優秀な品種として有名な桃です。 食味としては、とろけるような果肉に溢れ出す果汁、ほどよい酸味に甘さが際立ちます。“てっぺんの桃”としても強くおススメする品種です。一般店では手に入らない、直売場でもなかなかできない、ここまでのこだわり…!匠の心意気を、お楽しみください。