名店の味 鹿児島 佐多宗二商店・AKAYANE
AKAYANE BonBon
赤屋根ボンボン
神秘の酒
「アブサン」入り
ボンボンショコラ
酒好きを超えて、
蒸留酒&薬草酒マニアにも
贈ることができます!

高品質な芋焼酎、クラフトジン、ブランデー、各種スピリッツなどを製造する、佐多宗二商店の「AKAYANE・赤屋根」から、 国産では希少な薬草系リキュールのアブサン「AKAYANEアブサン クスシキ 2020」が入ったチョコレートと、それに合わせたいブランデーなどをご案内します。写真は、「AKAYANE・赤屋根」のイタリア製蒸留器です。

パティスリーに
特注しました。
アブサン入りボンボンショコラ「AKAYANE BonBon」は、フランス産チョコレートで「AKAYANEアブサン クスシキ 2020」をたっぷりと包み込んだボンボンショコラです。鹿児島で有数のパティスリーのヤナギムラに特注したものです。

アブサンは神秘の酒です。
右にあるボトルが、そのアブサン「AKAYANEアブサン クスシキ 2020」です。自社農場で栽培したニガヨモギをはじめ、各種のハーブ、スパイス、フルーツ、野菜など45もの素材のエキスと香りを抽出したリキュールです。アルコール度数55度。まさに、神秘の酒なのです。

魅惑的な味わいです。
割ると、とろ〜りとアブサンが流れ出るほど入っています。このアブサンは、アルコール度数を12度になるように調整してありますのでご安心を。 ビターなチョコレートと、甘く香り高く複雑な蒸留酒のハーモニーは、「優雅でセクシー」と表現する人もいるほどです。

山椒、黒ごま、
桜島子みかん……!
「AKAYANEアブサン クスシキ 2020」は、アブサンには欠かせないニガヨモギのほかに、山椒、生姜、よもぎ、スターアニス、昆布、桜、梅、フェンネル、黒ごま、桜島子みかんなど、ヨーロッパの伝統に鹿児島らしさを加えた素材のエキスと香りを豊かに昇華させています。脳髄がとろけるような香りと味わいです。

ニガヨモギは
自社栽培です
アブサンの発祥は15世紀。錬金術師が蒸留技術を駆使してつくっていた薬の延長線上にあるともいわれる酒です。商品名にあるクスシキとは、薬の語源の「くすしき」からとったもので、くすしきには「不思議な」「神秘的な」という意味があります。
左の写真がニガヨモギの畑です。口がひん曲がるほど苦い薬草です。自社農場で農薬や肥料を使わずに栽培しています。右が、アブサンを蒸留するドイツ製の特別な蒸留器です。
以下、商品は4種類あります。
1、AKAYANE BonBon
赤屋根ボンボン
酒と楽しみたい
ボンボンショコラです

アブサンの造り手、佐多宗公さんはこう語ります。
「ブランデーや濃いめのコーヒーのお供としてはもちろん、柑橘系のスピリッツもよく合うと思います。ほかには、コクのあるクラフトビールや黒ビールなどとも楽しんでいただけます」
2、赤屋根ブランデーセット
13年熟成のブランデーです

「赤屋根ブランデー」は、樽熟成の素晴らしさを存分に味わえます。2009年に蒸留したブランデーを、フランスのリムーザンの森のフレンチオークに貯蔵したものです。ブドウ品種は、香り高い甘口ワインに使われるCONCORD(コンコード)。この甘く芳醇な香りが、ボンボンショコラと出逢うと、さらに至福の世界に誘ってくれます。
3、赤屋根かぼす
スピリッツセット
カボスの爽やかな香りが
心を揺さぶります

濃厚なチョコレートを含んだ口に、爽やかな香りと甘味をもつスピリッツも魅力的です。
「赤屋根かぼす」は、ベースの芋焼酎の甘さと、カボスの香りが調和した上質感が素晴らしいスピリッツです。カボスは、無肥料・無農薬栽培されたものを使っています。
飲み方は、炭酸割りもおすすめです。「赤屋根かぼす」1に対して7〜8倍で割ると、白く変化しクリーミーな感じが出てきます。「この商品は白く濁ったり、水や炭酸で割ると柑橘系の油が浮いたりしますが、すべて自然のものなので、そのままお飲みいただいて何の問題もありません」とのことです。
4、アブサンセット
ペアリングの究極、
でしょうか?

「AKAYANEアブサン クスシキ 2020」と「AKAYANE BonBon」。マニアックな楽しみ方だとは思います。が、酒好き、薬草酒好き、アブサン好きであれば、一度は試してみたいペアリングです。
「AKAYANEアブサン クスシキ 2020」に使われているボトルは、液体に紫外線からのストレスがかからないように、薬を入れる素材のものを使用しているというマニアックさも素敵です。
うまいもん筆頭目利き人
町田 成一より
アブサンといえば、かつてパリで、画家や詩人などを夜な夜な魅了してきた酒として知られています。なかにはアルコール度数が90度などというものもあって、ちょっと怖い酒というイメージもあります。
でも、大丈夫です。
「AKAYANE アブサン クスシキ 2020」は55度。口から火を吹く心配はありません。
しかし、飲んだ後の高揚感は素晴らしいものがあります。身体中の細胞に酒と薬草が沁み渡るかのようです。
このアブサンを造る鹿児島の佐多宗二商店は、生で本物のニガヨモギが入手できないからと、ニガヨモギを自社栽培するところから始めるという、その覚悟も素晴らしい蔵元です。
dancyu誌で何度も取材をしてきました。
例えば、イタリア製の上質なグラッパを蒸留するための極めて小さくて繊細な蒸留器で造られた芋焼酎をブレンドした「不二才シリーズ」。
土中の甕に18年ねかせた、高貴な風味をもつ芋焼酎「白砂誉」。
山椒や生姜などの日本のボタニカルも魅力のAKAYANEクラフトスピリッツシリーズの「AKAYANE山椒スピリッツ」……。
蒸留と熟成に関して、高い見識と技術をもつ蔵元なのです。
今回は、バレンタインデーに合わせたチョコレートと3種の蒸留酒をお願できました。
今後は、さらに、ほかにはない日本を代表するクラフトスピリッツ類を、いろいろご紹介させていただきたいと願っています。
文・町田成一
商品撮影・八木澤芳彦