和歌山県の郷土食 お取り寄せグルメ「しまね物産展」

和歌山県の郷土食
紀伊国に伝わる
食文化・特産品を紹介します
日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する和歌山県は、古くから信仰があった熊野三山や高野山発祥の郷土食も多く、独自の文化が形成されてきた。江戸幕府成立以後は紀州藩・田辺藩・新宮藩が置かれ当時の藩統治の影響が今でも残っている。1619年に田辺藩藩主の安藤帯刀がはじめた梅栽培もその一つ。県土の8割以上が奥深い森林であることをふまえて、稲作に向かない土地は新田に、剥かない土地は梅の栽培に転換した。山から流れる清らかな水は、紀の川や熊野川となり海へと注がれる。熊野灘では、荒々しい黒潮にもまれて身が引き締まった多種多様な魚が豊富に獲れる。
縦に長い和歌山県は、紀北と紀南で大きく気候が異なる。紀北は日照時間が長く、降水量も少ない瀬戸内気候。対照的に、紀南は温暖かつ雨量も多く、それを活かした柑橘類の栽培が盛んだ。海産物、果物、野菜など多彩な食材に恵まれる和歌山県。その地に伝わる郷土食、特産品をまとめて紹介する。
和歌山県の郷土食、特産品

クエ鍋
和歌山県が誇る高級魚「クエ」は、関東以南の太平洋沿岸から東シナ海沿岸にかけての温かい海にいる体長1m以上に達する大型魚。なかなか釣り上げることができないといわれる希少な魚で、鍋にすればフグよりもおいしいと称する人もいるほど評価が高い。脂がのって引き締まった身とゼラチン質が多くプリプリとした食感の皮が絶品で、白菜や豆腐などと一緒にだし汁でひと煮立ちさせ、ポン酢などにつけて食べる。水炊きだけでなく、刺身やひれ酒など、主に日高地区の郷土食として親しまれている。日高地区の白鬚神社では、9月下旬から10月上旬に「クエ祭り」が行われる。その年に獲れた最大サイズのクエを丸太棒に荒縄でくくりつけて吊るし、神輿のように担いで歩き猿田彦大神に奉納する。大漁と水難除けを祈る祭りとして約300年も前から続いている。

マグロ丼
日本有数のマグロの水揚げ量で知られる勝浦漁港。競りにかけられる「紀州勝浦産生マグロ」は延縄漁船で釣る近海の天然マグロで、針にかかったまぐろを1本1本丁寧に活〆し、船内で冷水保存することで鮮度と品質を保ったまま港に運ばれる。マグロ本来の甘みともっちりとした食感が魅力だ。家庭で食べるのはもちろんのこと、那智勝浦町内には新鮮なマグロが味わえる店が多数あり、定番のマグロ丼や刺身、寿司をはじめ、カツや煮付け、鉄板焼きなど様々な料理が楽しめる。

クジラ料理
和歌山県太地町は捕鯨発祥の地とされ、クジラ料理が浸透している。網による捕鯨がはじまったのは江戸時代からだが、鯨を食べる習慣はそれよりもずっと古くからあったと言われている。刺身や竜田揚げ、水菜と一緒に味わうハリハリ鍋などは定番の郷土食。他にもクジラ肉を使ったカツカレーやピザなどアレンジ料理を提供する店がある。

南高梅(梅干し)
和歌山県の梅栽培は、江戸時代に紀州田辺藩が稲作に向かないやせ地を利用した栽培を奨励したのがはじまり。現在は梅の生産量において全国1位を誇る。なかでも「南高梅」は、果実が大きく、果肉が厚くて柔らかいのが魅力。梅干し作りも盛んで、完熟の梅が収穫される6月頃になると梅干し作りが始まる。干すタイミングは7月初旬から8月初旬。晴天が続く「土用干し」が良いとされている。塩や紫蘇だけで漬けた伝統的なものから、ハチミツや昆布だしを利かせたものまで製造・販売されている。
注目の和歌山食材
和歌山県のオリジナル新品種
完全甘柿「紀州てまり」
「紀州てまり」は、柿の生産量おいて全国一位の和歌山県が生み出した完全甘柿の新品種。「太秋柿」と「早秋柿」を掛け合わせた「紀州てまり」は、糖度16〜17度ほどの甘い果汁と、太秋譲りのシャキッとした食感が魅力。2019年に品種登録、2020年に出荷開始とまだ日が浅い品種のため、流通量が非常に少ない。
完全甘柿「紀州てまり」は
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