印度料理シタール 千葉
印度料理シタール
カルダモンが爽やかに香る、
エキゾチックな焼きりんご
印度料理シタールの
「タンドりんご」
スパイシーな甘い香りで
魅了します。
紅玉にカルダモンを効かせて、タンドール釜で焼き上げ、インド産の野生黒蜂蜜のシロップに漬けたエキゾチックな焼きりんごです。
高温の炭火で焼き上げたりんごは、果肉はほどよい食感が残る柔らかさ。そして甘酸っぱくジューシーです。りんごの中にはふっくらとしたレーズンと一緒にカルダモンとシナモンを詰めています。とくにインドから直輸入したカルダモンの、スーッと鼻に抜ける清涼感と柑橘を思わせるスパイシーな甘い香りが素敵な、インド料理専門店ならではのオリジナルデザートです。
野生黒蜂蜜が甘くもすっきりとした
味わいです。
焼き上がったりんごは、野生黒蜂蜜を使ったシロップに漬けて仕上げます。野生黒蜂蜜はインド中央の森林地帯メルガート自然動物保護区で採取された希少な蜂蜜です。スパイシーで、まろやかな風味と、なめらかで、スッキリとした自然な味わいが魅力です。この野生黒蜂蜜ベースのシロップにも、爽やかなカルダモンを効かせてあるので、食後にさっぱりといただけます。(野生黒蜂蜜は購入できます。
→詳細はこちらです。)
増田泰三(泰観)さん
です。
増田泰三さんは、九段下時代のアジャンタで修業後、1981年(昭和56年)に千葉市郊外の検見川に「印度料理シタール」をオープンしました。カレーマニアから絶大なる支持を得ているアジャンタ仕込みの超辛口チキンカレーやマトンカレーなどの南インドカレーと、フィッシュマサラやバターチキンをはじめとするマイルドな北インドカレーを両輪に、チーズナンやタンドリーチキンなどのタンドール料理も加えることで、遠方からもお客様が通う、昼には行列ができるほどの繁盛店を作り上げました。
「インドの食文化を日本に広めたい」という想いから、開店以来40年以上ものあいだインドへの渡航回数は数知れず。良質なスパイス、タマリンド、アルフォンソマンゴー、野生黒蜂蜜、カシューナッツなどを自社輸入し、製品化もしています。
タンドりんごの魅力に
迫ります。
長野県伊那の契約農家から取り寄せる
紅玉です。
「焼きりんごには紅玉が最も適しています。その酸味が野生黒蜂蜜との相性抜群です。焼き上げたときに美しい赤色になるのも紅玉だからです」と増田さん。毎年、収穫の時期に形がそろっていて果肉がしっかりしている紅玉を、タンドりんご用に確保してもらっているそうです。
カルダモンは種を
使います。
カルダモンの殻を割ると中から画像のような小さな種が出てきます。ホールのままではなく、中身を取り出すことで、より良い香りが出るそうです。りんごの芯をくり抜いた中に、カルダモンを数粒ずつ入れます。
2種類のレーズンです。
グリーンとブラウンレーズンを、ブランデーに2〜3日漬けて、りんごの中に入れます。ブランデーが染みたレーズンは香り高く、ふっくらとした食感です。
シナモンとバターも
使います。
シナモンはより香りが出るようにスティック状のまま、りんごの芯に加えます。無塩バターをのせて、下ごしらえは終わりです。
アルミホイルで包みます。
高温で焼き上げるので、アルミホイルは2重です。「2重にすることでりんごの果皮が溶けるのを防ぎます」と増田さん。
タンドール釜で
焼き上げます。
りんごはタンドール用の串に刺します。300〜350℃の高温で30〜35分かけて、じっくりと焼き上げます。
「アルミホイルに包んで焼くため、炭火の遠赤外線効果(輻射熱)により、カルダモン、シナモン、りんご、レーズンの風味を逃すことなく果肉に染み入るように焼き上げることが出来ます。
と増田さんは語ります。
焼き上がりました。
アルミホイルを開くとりんごとカルダモンの香りが広がります。一回りほど小さくなりましたが、旨味や果汁がギューッと凝縮されました。
野生黒蜂蜜のシロップに
漬けます。
シロップは、野生黒蜂蜜に、カルダモン、レモン果汁と水を加え加熱し、糖度を調整したあと冷ましておきます。カルダモンによる、甘く爽やかな風味です。シロップにつけている間にりんごの果汁も出てきますので、シロップがさらに美味しくなります。
出来上がりました!
シロップにたっぷり漬かった状態で、出来立てをそのままパックし急速冷凍していますので、解凍後も美味しさはそのままです。
アイスクリームを添えて
どうぞ。
冷凍でお届けします。解凍は冷蔵庫でお願い致します。お急ぎの場合は流水解凍をおすすめします。電子レンジで約1分温めても美味しいです。お店ではバニラアイスを添えて提供しています。チャイと一緒に食後のデザートにいかがでしょうか。
文・林麻実
撮影・天方晴子
印度料理シタール
千葉県千葉市花見川区検見川町1-106-16
043-271-0581
営業時間/10時30分〜21時30分
(ランチタイムは15時まで。ラストオーダーは20時30分です)