MAISON GIVRÉEメゾンジブレー
MAISON GIVRÉE
メゾンジブレー 中央林間
紅まどんなの香りと美味しさが凝縮されたチョコレートです。
江森宏之シェフの
『紅まどんなのトランシュと
オランジェット』

愛媛県岩城島産の「紅まどんなを輪切りにしたものをコンフィにして、柚子とフランボワーズをブレンドしたチョコレートをコーティングしたトランシュと、紅まどんなのピールをコンフィにし、ダークチョコレートとカカオパウダーをかけたオランジェットです。2種の異なるチョコレートによって、紅まどんなの表情が美味しく変わります。
トランシュは酸味のあるチョコレートにより、よりフルーティーな味わいです。オランジェットはカカオの苦みにより、紅まどんなの濃厚な甘みを感じます。

紅まどんなのトランシュと
オランジェットです。
紅まどんなのトランシュとオランジェットは、紅まどんなの美味しさと魅力が凝縮された、まるで生果を食べているような鮮烈な味わいのお菓子です。
江森宏之シェフが、自ら選んだ上質な果物をコンフィにし、江森シェフのセンスと技によって、2つのチョコレート菓子を生み出しました。
江森シェフのフルーツコンフィは独自のシロップをつくり、時間をかけてシロップ煮にして糖度を上げていく手法です。ドライでも生でもない、果物本来の香りと食感を美味しく閉じ込めた、従来の保存目的のコンフィとは一線を画す見事なお菓子です。

愛媛県岩城島の紅まどんなです。
紅まどんなのトランシュとオランジェットは、愛媛県岩城島産の大玉の紅まどんなを使っています。紅まどんなは、柔らかいゼリーのような食感の果肉、濃厚な甘み、豊富な果汁と華やかな香りが特徴です。
「とくに香りに魅了された紅まどんなを生産者から直接仕入れています。新鮮な状態での加工が可能なため、加工後も香りが高く、フレッシュな味わいが保てます。」と江森シェフ。
紅まどんなのトランシュと
オランジェットの魅力に迫ります。

柚子とフランボワーズの
チョコレートの
ハーモニー。
紅まどんなのトランシュは、スライスした紅まどんなをコンフィにしてから、ヴァローナのフルーツクーベルチュールチョコレートの柚子とフランボワーズのブレンドチョコレートをコーティングしました。
柚子とフランボワーズの酸味を加えることで、紅まどんなの香りを際立たせます。「酸は甘さと香りを引き立てるためになくてはならないものです。それぞれの果物に合わせて酸味を変えます」と江森シェフは語ります。

華やかな香りをまとった
オランジェットです。
左がオランジェットです。「柑橘は、皮にこそ香りが詰まっています」と、江森シェフは語ります。紅まどんなの果皮は薄いため扱いが難しく、一般的にはピールにはしません。しかし江森シェフは、その皮を使ってオランジェットを作りました。
オランジェットに合わせるのは、コクのあるダークチョコレートです。チョコレートをコーティングし、その上からカカオパウダーをかけました。ダークチョコレートとカカオのビターな味わいにより、紅まどんなの甘さがより一層増します。

紅茶とともに香りを
お楽しみください。
「お菓子の香りを愉しんでいただきたいので、ぜひ紅茶とあわせてください。口の中で溶けていくチョコレートに果物の香りが追いかけてきます。そこへ紅茶を口にふくんでいただくと果物とチョコレートの香りが一層引き立つのです」と、江森シェフは語ります。食べた時の味わいやその時に合わせる飲み物にまで配慮するのが江森シェフ流のお菓子作りです。
文・林麻実
撮影・天方晴子

MAISON GIVRÉE メゾンジブレー
神奈川県大和市中央林間4-27-18
営業時間/10:00〜19:00
休み/月曜日 火曜日不定休
※グランベリーパーク店もあります。
メゾンジブレーは、2017年7月に神奈川県・中央林間に江森宏之シェフによって誕生したパティスリーです。白と黄色を基調とした明るい店内には、果物を生かしたスイーツ各種やジェラートが通年にわたって展開されています。夏のゼリー、秋の焼き菓子、冬からのチョコレートなど、季節商品も豊富です。それらの原料は、江森シェフが日本全国に足を運び、選び抜かれた希少で高品質な果物などばかりです。