徳島県の郷土食お取り寄せグルメ「阿波国とくしま物産展」

徳島県の郷土食

阿波国に伝わる食文化・特産品を紹介します

徳島県は四国の東に位置し、瀬戸内海・紀伊水道・太平洋に囲まれている。北部県境に讃岐山脈、中央部に剣山地が東西に走り、県土の8割が山地で、山間部から吉野川・勝浦川・那賀川などの水量豊富な河川が流れる。気候は温暖で作物が育ちやすく、山と海の恵みを存分に受けて個性豊かな食文化が発展した。かつて、県北部は粟が多く収穫されていたことから「粟国（あわのくに）」、県南部は「長国（ながのくに）」だったが、後に統合され、令制国では阿波国（あわのくに）と呼ばれるようになった。約400年の伝統がある阿波踊りなどの文化を今でも継承している徳島県。その地域に根付く郷土食、特産品をまとめて紹介する。

徳島県の郷土食、特産品

鯛めし

鳴門海峡の激しい潮流にもまれて育つ真鯛は「鳴門鯛」と呼ばれ、程よくのった脂とコリコリとした歯ごたえがある引き締まった身が特徴。新鮮のまま刺身で食べても美味だが、鳴門鯛の旨味が染み込んだ「鯛めし」も絶品。徳島県を代表する郷土食で観光客からも人気がある。

鳴門わかめ

世界最大級の大きさを誇る鳴門の渦潮と、それを生み出す激しい潮流の環境で育つ「鳴門わかめ」は、火を通すと鮮やかな緑色になり、しこしことした歯ごたえと豊かな風味が魅力。1,000年以上前の文献に阿波国（徳島県）の貢物としてわかめが使われていたと記されているほど古くから食されてきた。
徳島県では安全・安心な「鳴門わかめ」を消費者に提供するため「徳島県鳴門わかめ認証制度」を設けている。適正な食品表示とトレーサビリティーを備え、認定を受けた加工業者の商品は「鳴門わかめ認証マーク」を表示することができる。

徳島県佐藤松の「鳴門わかめ」について、
詳しい説明＆購入はこちら

阿波尾鶏

「阿波尾鶏」は、徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究所が赤笹系軍鶏の雄とブロイラー種の白色プリマスロックの雌を掛け合わせた開発した品種。「阿波踊り」と「尾羽が伸びた立ち姿」から命名され、平成2年から販売がはじまった。低脂肪でコク、甘味、旨味が強く、赤みを帯びた肉色と適度な弾力がある歯応えが特徴。令和5年3月31日には「阿波尾鶏」の名称が地理的表示(GI)保護制度に登録された。

すだち

徳島県のスダチの生産量は国内シェアの約98％を占める。スダチはユズやカボスと同じ香酸柑橘で、徳島県民にとって食卓に欠かせない食材。果汁は食酢の代わりに利用する。刺身や焼き魚はもちろん、鍋料理にもよく合う。他にもスダチを使った酒やマーマレードなどの商品も開発されている。

注目の徳島食材

徳島県佐那河内産「さくらももいちご」

「さくらももいちご」は徳島県佐那河内村でしか栽培されていないブランドいちご。品種名は非公開で、2008年から販売開始された。大阪中央卸市場と徳島県が共同開発した「ももいちご（あかねっ娘）」をさらに美味しくしようと、気候や土壌をみながら品種改良し、栽培方法にこだわることで糖度を高めている。果肉は適度に柔らかく、多汁で芳醇な香りが魅力。

「さくらももいちご」について、
詳しい説明＆購入はこちら