大分県の郷土食 お取り寄せグルメ「おおいた物産展」

大分県の郷土食
大分に伝わる食文化・特産品を紹介します
九州の東北部に位置する大分県は、北に福岡県、西に熊本県、南に宮城県、瀬戸内海を隔てて山口県と愛媛県に接している。瀬戸内気候で日照時間が長く、降水量が少ない。また、「日本一のおんせん県」と称され、別府や湯布院など全国有数の温泉地がある。
大分県は一般家庭における鶏肉の消費量が全国1位。そのため郷土食にも鶏肉料理多い。古くから平野部を中心に穀物栽培が盛んで、粉食文化が広く浸透した。戦国時代にキリシタン大名・大友宗麟が統治していた中部地方では西洋文化の影響を受けた食文化がある。自然災害が少なく、気候に恵まれる大分県。その地に伝わる郷土食、特産品をまとめて紹介する。
大分の郷土食、特産品

関さば、関あじの刺身
瀬戸内海と太平洋の水塊がぶつかる大分市の佐賀関沖で、一本釣りによって獲られたマサバ、マアジ。潮流の激しい豊後水道で育った魚は身が引き締まり、プリプリとしている。佐賀関沖は「速吸の瀬戸」と呼ばれ、そこに生息するマサバやマアジは他の海域の魚とほとんど交わることなく、独立した群れを持っていると考えられている。アジであれば頭が小さく、丸々と肥えて、尻びれから尾びれの間の「尾柄(びへい)」がたくましいなど他の海域の魚とは姿形が異なる。
古くから佐賀関で水揚げされる魚介類は「関もの」と呼ばれ、別格視されていたのが「関さば」「関あじ」のはじまり。旬は、関さばが12〜3月。関あじが7〜9月。どちらも刺身が最もおいしい食べ方だ。

大分かぼす
爽やかな香りとまろやかな酸味が特徴の香酸柑橘。江戸時代に臼杵市で栽培が開始されたのが始まりと言われ、臼杵町と竹田市が主な産地である。カボスは全国生産量の約95%が大分県産。大分県民は醤油やドレッシングなど調味料のようにカボスを使う。

安心院のすっぽん料理
スッポンは大分県宇佐市安心院地区の特産品。300〜400万年前と推定される日本初のスッポンの化石も発掘されている。安心院盆地の津房川や深見川が流れる場所には今でも天然のスッポンが生息。豊かな自然と清流がある環境はスッポンに適していることから1972年にスッポン養殖が開始された。スッポンは日当たりがよく冬でも温暖な場所を好む。水温が低ければ、秋から冬にかけて冬眠する。しかし安心院では通年養殖に成功。大きな理由は温泉の存在だ。2年以上の歳月をかけて育ったスッポンは、脂が黄色く上質な肉質になる。滋味深い味わいは多くの文豪や著名人にも愛されてきた。
すっぽん料理は、安心院すっぽん振興会に名を連なる料亭や旅館を中心に提供されている。安心院地区の小学校では給食に登場するほど地元の郷土食として根付いている。
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鶏料理(とり天、鶏めし、鶏汁など)
大分県では戦後に養鶏が奨励されたことで、鶏肉の消費量も多くなった。現在では一世帯あたりの鶏肉年間消費量は全国トップクラスで、鶏肉を使った郷土食も多い。
中でも「とり天」は、醤油、ニンニクで味付けした鶏もも肉または胸肉に天ぷら粉をつけて揚げた大分県を代表する郷土食。サクサクと軟らかく厚い衣が特徴で、通常、練りからしを添えた酢醤油がポン酢、カボス果汁をつけて食べる。昭和初期に別府市内の飲食店が「骨付き鶏唐揚げ」をアレンジして出したのが始まりとされ、またたく間に評判となって広まった。一説には、中華料理の『炸鶏片(チャーチ―ペン)』がルーツとも言われている。
「鶏めし」は鶏肉とゴボウ、にんじんなどを醤油、酒、砂糖で煮付け、炊きたてのご飯に混ぜたもの。古くから親しまれている「おふくろの味」で最初から一緒に炊き上げる方法もある。
旧満州からの引き揚げ者によって誕生したのが「から揚げ」で、今では全国有数の「から揚げ激戦区」と呼ばれるほど大分県で専門店が増えていった。鶏のから揚げはご当地グルメとして観光客からも人気がある。
注目の大分食材
岸田果樹園の完熟早生みかん
国東市の生産者 岸田和章氏が作る「完熟早生みかん」は、11月中〜下旬に収穫されて店頭に並ぶ品種を約一ヶ月長く完熟させて収穫する。早生みかんは、一般的にみかんの中で美味しい時期のみかんと言われ、特徴は糖度が高くて内皮が薄い。完熟栽培と簡単にいっても、多くの生産者は鳥害や自然落下のリスクがあるなかでわざわざ行う人はほとんどいないが、「美味しさを優先する」確固たる信念をもつ岸田氏は手間暇をかけて栽培を続けている。旬は12月。うまいもんドットコムではお得意様優先で案内をしている。
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3/17〜22出荷 【正規品】 2〜3L 岸田果樹園 樹上熟成『しらぬひ』 大分県産 約2.7kg (10〜12玉) ※常温
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- 販売中 在庫数 16
- 岸田果樹園