宮城県の郷土食お取り寄せグルメ「みやぎ物産展」

宮城県の郷土食

宮城に伝わる食文化、特産品を紹介します

東北地方の中心に位置する宮城県。東は太平洋に面し、西には蔵王・船形・栗駒などの山々が連なる。中央部には有数の穀倉地仙台平野が広がり、海・山・川・平野の自然に恵まれている。
水田を整備して稲作を進め、日本有数の穀倉地帯に発展させた仙台藩初代藩主・伊達政宗の貢献も大きい。仙台味噌をはじめとする保存食や発酵食、ハレの日や行事にまつわる特別食など、食文化にも多大な影響を与えている。仙台を中心に東北地方の経済・文化の発展に大きな役割を果たしてきた宮城県。その地に伝わる郷土食、特産品を紹介する。

宮城県の郷土食、特産品

牛タン焼き

牛タン焼きは、第二次世界大戦後の復興期に仙台市で誕生した。戦後の食糧難の中、仙台の焼鳥店の店主が大量に牛肉を消費する駐留米軍が残したタンに注目。それを有効活用するために美味しく食べられるメニューを考案し、牛タン焼き専門店を開業した。炭火で焼き上げるスタイルが特徴で、香ばしさと独特の歯ごたえが楽しめる。味付けは塩が主流だが、味噌やタレで味付けすることもある。麦飯とテールスープと一緒に提供されることが多く、山芋と一緒に食べる「とろろ牛タン」も人気。仙台を訪れる観光客にも愛されるグルメにご当地グルメになっている。

仙台牛タンはこちらから購入できます

ずんだ餅

ずんだ餅は、茹でた枝豆の薄皮を剥いてすり潰し、砂糖を加えた色鮮やかな餡をつきたての餅に絡めて食べる和菓子。農村地帯で収穫期に余った枝豆を保存食として加工する知恵から生まれた。ずんだの名前は豆を潰す意味「豆打（ずだ）」由来と言われている。最近はずんだシェイクやずんだアイスクリームなど、現代風にアレンジされたスイーツも登場し、若い世代からも人気がある。

宮城県味喜屋のずんだ餅は
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笹かまぼこ

明治時代に宮城県を中心に三陸エリアではヒラメや鯛、スズキが大量に獲れた時期があった。まだ輸送方法や冷蔵技術がない時代に保存方法として生まれたのが、白身魚をすり身にして手で型どり竹串に刺して焼いた「焼きかまぼこ」。明治、大正時代はその形状から「べろかまぼこ」「手のひらかまぼこ」と呼ばれていたが、昭和時代になり伊達家の家紋である「竹に雀」から「笹かまぼこ」と呼ばれるようになり名前が統一された。こんがりしたきつね色で柔らかく歯切れがよく、おやつやつまみなど手軽に食べられる宮城県の郷土食は現在でも老若男女に親しまれている。

宮城県石巻市粟野蒲鉾店の
「手焼き笹蒲鉾」は
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気仙沼フカヒレ

宮城県気仙沼は日本一のフカヒレ産地で、世界一の品質とも言われている。気仙沼でフカヒレの製造がはじまったのは江戸時代の終わり頃。気仙沼の沖合は黒潮と親潮がぶつかる良漁場で世界三大漁場「三陸沖」としても有名。気仙沼港は日本で有数のマグロの水揚げ港で、同時にヨシキリザメが捕獲されたことから加工技術が発展していった。中華料理で使われる高級食材のイメージが強いフカヒレだが、地元ではフカヒレ入りのラーメンや姿煮、寿司、さらにはフカヒレソースをかけたアイスなど様々な料理やスイーツで食されるなど特産品として根付いている。

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今注目の宮城県食材

2008年に品種登録されたイチゴ
「もういっこ」

「もういっこ」は、宮城県農業・園芸総合研究所が、独自の育成系統「MN3」に「さちのか」を交配して育成し、2008年に品種登録された宮城県のオリジナルイチゴ。あまりの美味しさに1つ食べると、つい「もういっこ」食べてしまうことからその名が付けられた。果実が円錐形でサイズが大きく、果皮は鮮やかな紅色。果肉も淡い赤色していて、甘酸のバランスが良いスッキリとした味わいが特徴。日持ち性にも優れており、贈り物にも最適。イチゴ好きな方に一度は食べてほしい宮城県自慢のイチゴ品種だ。