高知県の郷土食 お取り寄せグルメ「土佐国・こうち物産展」

高知県の郷土食
土佐国・高知に伝わる
食文化・特産品を紹介します
北に険しい四国山地が連なり、南は太平洋に面する高知県。四国では最も広い県で、森林面積が84%を占める。年間日照時間が2,000時間を超える一方、年間降水量は平野部でおよそ2,500mm、山間部では3,000mmを超え、東部山間部の魚梁瀬は4,000mmにもなる。良く晴れるが、雨が降るときには一気に降る温暖多湿の気候で、足摺岬や室戸岬では亜熱帯植物が自生する。
高知県は愛媛県と徳島県と接しているが、四国山地や海で隔てられているため、独自の食文化が形成されてきた。平野部・山間部・沿岸部のそれぞれの地域で気候が違うが、土佐弁で「宴会」を意味する「おきゃく」文化は共通して根付いており、皿鉢(さわち)料理をはじめ様々なおもてなし料理が受け継がれている。海・山・川の幸に恵まれ、古くから野菜のハウス栽培が行われてきた園芸王国でもある高知県。その地に伝わる郷土食、特産品をまとめて紹介する。
高知県の郷土食、特産品

カツオのたたき
表面をパリッと焼いて厚めにスライスしたカツオに、タマネギ、ミョウガ、大葉、ニンニクなどの薬味をたっぷりのせ、土佐酢をかけて食べるの高知県を代表する郷土食。起源は、漁師飯から発達した説や、鰹節を作る際に残る部分を串に刺して焼いた説、食中毒防止や皮下に残る寄生虫を殺すためとする説など様々な言い伝えがある。
カツオのたたきにも様々な種類があり、藁の風味豊かな「わら焼きたたき」や焼いた後に氷水で締めずにそのまま食べる「焼き切り」、塩をまぶした「塩たたき」などが食される。旬は春と秋。
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酒盗
カツオの内臓を塩などに漬け込んで発酵・熟成させた郷土食。土佐藩12代藩主 山内豊資が好んで食し「肴にすると盗まれたように酒が無くなる」と評したことが名前の由来とされている。カツオが持つ風味、熟成された旨みが塩分で際立ち、コリコリした食感がある。酒肴だけでなくご飯のお供、パスタやピザや煮物の隠し味として使うのもおすすめ。
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文旦
高知県を代表する果実。栽培面積、生産量ともに全国1位で約9割を占める。原産地はマレー半島からインドネシアにかけての地域で、日本には江戸時代に伝わった。高知県で栽培されている文旦の樹は、1929年に高知県の職員が鹿児島県の個人の家からもらってきた樹を県の果樹試験場に植え、接ぎ木で増やしたもの。「土佐文旦」と「水晶文旦」の2種類があり、どちらも爽やかな香りでさっぱりとした味わいが魅力。
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碁石茶
深い谷から霧が沸き上がる高知県の吉野川上流の山間。面積の9割が森林の自然豊かな小さな村に“幻の茶”と呼ばれる発酵茶が作られている。最大の特徴は、口の中に広がる程よい酸味と発酵茶ならではの風味。中国・雲南省の酸茶がルーツといわれる「碁石茶」は身体にも優しい微生物発酵茶だ。
日本に伝わったのは室町時代。13〜16世紀にかけて朝鮮や中国沿岸を荒らした瀬戸内や北九州の倭寇が持ち帰り、製法とともに現在の高知県大豊町に伝わったとされている。江戸〜明治時代にかけては、地域の特産品として広く知れ渡った。しかし昭和になると時代の変化から大豊町の過疎、高齢化が進み生産者が激減。昭和50年代には生産者数わずか1軒になった。状況が変わったのは近年の健康ブーム。メディアに取り上げられると一躍話題になり、かつて碁石茶作りをしていた地域の方々の協力もあって現在は4軒の農家が碁石茶を醸している。
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注目の高知食材
JA夜須「エメラルドメロン」
「エメラルドメロン」は、高知県香南市夜須町で、たったの10戸の生産者たちが全国でも稀にみるこだわり栽培で作っているマスクメロン(アールスメロン)。緻密な果肉と濃厚な甘さを楽しめる、質の高いブランドメロンだ。栽培方法は、温暖な気候を活かしたハウス栽培。1本の苗に1玉だけつけることで栄養分を全てその1玉に集中させ、香りの良い甘いメロンが出来上がる。誕生したのは1992年の5月。5月の誕生石がエメラルドであること、夜須から望む海原の色、果肉の色から「エメラルドメロン」と名づけられた。
「エメラルドメロン」について
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