土佐しらす食堂二万匹 六本木

春にしか獲れない
希少なしらすです。

熱々のだし巻き玉子にたっぷりの釜揚げしらす。こちらの料理は東京・六本木にある、しらす料理専門店「土佐しらす食堂二万匹」のしらすのだし巻き玉子です。山盛りのしらすは、２〜３月にしか水揚げされない、高知の安芸から届くウルメイワシのしらすです。「一般的なしらすは、カタクチイワシの稚魚ですが、ウルメイワシのしらすは脂がのっていて旨味、甘味がとても濃く、その味わいは格別です。しっとりとしてふわふわの食感は感動的です」と、店主の岩本梨沙さんは熱く語ります。

黄みがかっているのが
美味しさの秘密
です。

「しらすは白いものほど市場価値は高いとされてきました。しかし、ウルメイワシの稚魚は鼻先が三角形で尖っていて、少々黄みがかっています。これはウルメイワシに脂がたっぷりのっているからです。ぜひこのウルメイワシの釜揚げしらすを食べていただき、その美味しさを知っていただきたいのです」と岩本さん。ウルメイワシの稚魚は水揚げの時期が短く、しらす全体に占める割合はわずか1％未満とされています。ですから市場にはなかなか出回りません。高知の安芸から直送される釜揚げしらすの料理を提供している、土佐しらす食堂二万匹だからこそご案内できる、特別なしらすです。

産地は高知県の安芸です。

安芸は、しらすの漁場が近く、いい状態のものが水揚げされます。岩本さんのおめがねにかなった安芸の釜揚げしらすは、それを目利きし、漁港から車で1分という近さの工場で、特許をとっているという最新鋭の設備を使って加工されたものです。特徴は、極めてしっとり、ふっくら、ふわっふわに仕上がっていること。塩は控えめで、味わいが甘いこと（煮汁の塩分濃度1.8%）。原料は塩しか使わないのに美味しさと鮮度が長もちすることです。

まずは温かいご飯で！

ホカホカのご飯にのせるとしらすが温まり、旨味と甘味が増します。塩味もちょうどよく、とにかくご飯がすすみます。お店ではエシレバターをのせた、「禁断のしらすバター丼」が人気です。

熱々のだし巻き玉子は
たまりません！

冒頭でも登場した、だし巻き玉子です。箸を入れた途端にあふれ出す出汁としらすの風味がなんとも贅沢です。ふわふわの玉子焼きにふわふわのしらす。至福の一言に尽きます。

豆腐との相性も抜群です。

豆腐の上にしらすをのせるだけで、立派な酒のつまみになります。しらすの塩味があるので、お醤油要らず。カボスなどの柑橘をキューっと搾れば、爽やかな一品になります。

しらす酒は外せません！

炙ったしらすを盃に盛り、熱燗を注ぎます。釜揚げしらすのまったりとした甘味と香ばしさが酒に溶けて、えも言われぬ美味しさ。ふぐのヒレ酒を凌ぐほど。この釜揚げしらすがいかに上質か、がよくわかります。

300gを木箱に入れて、
冷蔵でお届け
します。

お届けは冷蔵です。スーパーなどで販売されているものはひとパック70gくらいですので、300gはしらすを存分に楽しめます。お日持ちは出荷日より5日間です。すぐに使わない場合は小分けにして冷凍をおすすめします。

店主の岩本梨沙さんです。

「土佐しらす食堂二万匹」は六本木にある、しらす料理専門店。「しらすが大好き過ぎて、しらすに埋もれたい！」と熱く語る岩本梨沙さんが、しらす尽くしで楽しませてくれる人気店です。使うしらすは、彼女の地元の高知県安芸から届く釜揚げしらす。しっとり、ふっくらとした、それは見事な釜揚げしらすです。この釜揚げしらすの美味しさを、もっともっと広めたい、いつでも自宅で楽しめるようにしたいという熱い想いで作り上げたのが「しらすのオイル漬け」です。当サイトでは、「あおのり」「たらこ」「プレーン」の3種を販売しています。

文・林麻実
撮影・天方晴子
画像提供：土佐しらす食堂二万匹