スカイベリー│いちごのお取り寄せ・通販
最強のいちご
スカイベリー
いちご王国 栃木県が生んだ新品種 スカイベリー 日本一の生産量を誇る、とちおとめの後継品種は大玉で美味!さらに、病気に強く、寒さにも強い まさに、いちご王国 栃木の座を盤石にする最強いちご
全国のいちご収穫量(平成23年)は177,300t、作付面積(平成23年)は6,020h、産出額(平成22年)は1,501億円。
その中で、栃木県のいちご生産は
収穫量 29,300t 昭和43年産から平成23年産まで 44年連続日本一
作付面積 632ha 平成13年産から平成23年産まで 11年連続日本一
産出額 249億円 平成7年産から平成22年産まで 16年連続日本一
しかしながら、その実態は、いちご農家が減り続け、栽培面積も減り続けています。
平成24年に1,954人と2千人を切った生産者は、翌25年には1,907人と減った現状から、栃木県のいちご生産の現場が
徐々に厳しくなっているのは間違いないです。
絶対的エース 『とちおとめ』に陰りが…
何としても、次世代エースが必要だ…
栃木県のいちご研究者の、
血のにじむような努力から生まれた新品種
栃木県が開発した『とちおとめ 平成8年登録』の種苗法上の有効 期限は15年の為、平成23年に有効期限が終了し、全国で栽培可能 になっている状況から、品種の差別化という武器を失った、栃木の いちご農家を取り巻く環境は厳しさを増しています。 さらに、長年、とちおとめに特化して栽培してきた為、連作障害も 一部では発生し、全国一のいちご産地と言えど、新たな対策(新品種) が必要なのは、明らかでした。
平成17年、00-24-1を母に、栃木20号を父にスカイベリーの血統が生まれる
その後、選抜を重ね、平成21年に栃木27号、さらに平成23年に 栃木i27号となり、平成24年3月に特許庁に商標登録出願を行い、 9月7日に「スカイベリー」の名称が商標登録され、最強のいちごと してデビューしました。 平成6年から17年間、スカイベリーが生まれるまで、栃木県の試験場 では、約12万5千株の中から、果実の大きさや食味の良さ、流通適性 にあった果実の硬さ、耐病性などの観点で選抜するという、途方も ない手間と時間を費やしています。まさに、栃木県が総力を上げて 開発した、究極のいちごです。
スカイベリーの特徴
25g以上の果実の発生割合が6割を占めるなど、
極めて大果。果形は円すい、果色は濃橙赤色で光沢
があり、外観品質が優れています。糖度と酸度の
バランスも良く、ジューシーでまろやかな味わい。
収量は「とちおとめ」よりも多く、炭疽病及び萎黄病
に対する耐病性も「とちおとめ」より強いです。
さらに寒さにも強いので、電照も不要な為、スカイ
ベリーは見た目に優れ、味が良く、農薬を減らせ、
省エネでもあるという、非の打ちどころがない品種
です。
平成23年には5名が試験栽培、平成24年は58名、平成25年は99名実証栽培
スカイベリーは新品種の為、まだまだ、わからないことがあります。その為、栽培特性の把握と高生産・高品質栽培のための 技術を、早急に確立する必要があります。 育苗、温度管理やかん水といった基本的な栽培管理技術に加え、着色不良果の発生原因の解明や、果実の輸送技術の開発を 行っています。新品種は未知なことが多いので、栃木県内約1,900人の栽培農家の中から、99名のいちご名人が今年度は 実証栽培をしています。
JAなすの いちご部会
鶴野部会長が取り組む
スカイベリー栽培
鶴野部会長は平成24年度の実証栽培を担った58名の中の一人 です。鶴野さんのスカイベリーハウスはビニールが二重に なっていて、内側のビニールに地下水を散布することで、厳寒 の栃木県大田原の冬でも重油などは炊きません。
年中安定した温度の地下水の膜が、寒気を遮断する仕組みです。 スカイベリーは病気に強いので、農薬を大幅に減らせる上に、 とちおとめでは必要な電照も不要なので、使用する電力も大幅 に削減できます。
※とちおとめは厳寒期に草勢が衰えるので、白熱電球を早朝 と夜間つけることで、勢いを保ち、収穫量を増やすのが一般的。 スカイベリーの受粉を担当するのはミツバチ。 安全安心を追求し、さらにエコで、大粒で美味ないちご。 まさに、理想的ないちごがスカイベリーです。
平成7年産から平成22年産まで生産額16年連続日本一の栃木県 実は、平成元年、2年、6年と三度、ライバル福岡に敗れた苦い経験が…
栃木県は昭和47年以降、女峰という品種のいちごを武器に、 昭和63年まで生産額でも日本一を続けていました。 ところが、『福岡のとよのか』vs.『栃木の女峰』の結果、 首都圏に近いという地の利がありながら、3度の敗北をきした栃木。 女峰では勝てないと判断した栃木県が、打倒とよのか!を目的に 総力を上げて開発したのが、とちおとめです。
そのとちおとめも、福岡県が打倒!栃木で開発した博多あまおうに、 単価では負ける状況が続いています。さらに、全国の都道府県が 独自のいちご品種を開発し、栃木の牙城に攻め込んできています。 まさに、全国いちご戦争状態です。
スカイベリーという最強イチゴを武器に、あまおう、さがほのか、 紅ほっぺなどの、競合品種を押さえ、いちご王国の座を不動のものに できるか?来年以降の本格的な栽培に期待をします。 確かに、スカイベリーは素晴らしいです。
文:(株)食文化 代表 萩原章史